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マンション売却時にかかる時間(契約から引き渡しまでの時間)

マンション売却を行う際には、契約時にすぐにお金を貰って引渡しと考えている人は多いと思いますが実際はそれほど簡単ではありません。金額が大きい事や、不動産であるがゆえの様々な手続きが必要なゆえに、概ね一か月から二か月程度かかるのが一般的です。
マンションの売買契約に於いては、大きく分けて3つの段階で行われます。まずは、売買契約の締結です。売買契約に於いては、売却価格や引渡し時期などについて売主と買主で合意して初めて行われるものですが、これは一般的には仲介してくれる不動産業者立会いにより、不動産会社の店内にて行われることが多いものです。その際に必要な書類としては、売り主側は売買契約書の他、登記識別情報や登記済権利書などの登記関係書類、固定資産税評価証明書および固定資産税納税通知書などが重要となります。さらに契約時の本人確認書類として実印と印鑑証明書、運転免許証などの身分証明書が必要です。さらに、マンションの管理規約、修繕積立金や管理費などが記載されている書類や、売主が購入した際の契約書や耐震診断報告書、住宅性能評価書などがあれば提示すると確実です。
買主側は売買契約の際に手付金を渡すことになっているので、この手付金を用意する必要が有ります。手付金の額は特に決まりはありませんが、一般的には売買価格の10%〜20%とされてきましたが、最近では購入資金を住宅ローンで全額借入れする人も珍しくないので、その金額は減少傾向にあり、5千万円の物件であっても100万円ということも珍しくありません。
しかし、売買契約が完了しても、実際の引き渡しに至るまでに時間が掛かる理由があります。それは住宅ローンの審査です。一般的には売買契約の際には買主は住宅ローンに関する仮審査を済ませておく必要があり、その結果合格であることの前提が必要ですが、この審査はあくまでも仮審査であり、本審査の段階で様々な課題が出てしまうことも少なくありません。その為、その審査の進捗によっては売買契約自身が履行できないという結果に至ってしまうことも有るのです。又、売買契約を締結したあとで売主または買主どちらかの都合により契約を破棄する場合には、その原因となる方に違約金が発生するのですが、住宅ローンの審査に落ちたこと原因で契約が履行できない場合に限っては違約金なしで契約が破棄できる特約があるため、売買契約を締結しても売主は決して安心できないのです。その為、多くの場合には複数の購入希望者と最後まで交渉しておくことも重要になります。
住宅ローン審査には概ね一か月程度を要しますが、場合によっては二か月程度かかる場合があり、この期間が契約締結から実際に引き渡すまでの期間となることが多いのです。
実際の引き渡しについては、一般的には住宅ローンの融資を実行する銀行の会議室などで売主、買主、仲介不動産会社、登記を行う司法書士、融資を実行する銀行担当者が集まって行われ、銀行から売主に現金が振り込まれ、売主から買主に登記書類など一式と鍵を渡すことで完了します。